日本最後の清流を求めて、高知県の四万十川へ行って参りました!
四万十川と言えば、沈下橋やうなぎが有名ですよね。
実は四万十川沿いには予土線という日本全国でもトップ10には間違いなく入るようなローカル線が並走していて、土日を中心にトロッコ列車が運行しており、今回はのんびりトロッコ列車の旅を満喫してきました。
四万十エリアは東京からのアクセスがなかなか不便なところですが、1泊2日で弾丸旅行してきたのでご紹介したいと思います!
☆今回の1泊2日旅行 高知から松山を一筆書きで移動します! <1日目> ①羽田空港 →高知空港 ②高知市内観光 はりまや橋・高知城・ひろめ市場 ③高知→窪川 特急「あしずり」に乗車 ④しまんトロッコに乗車 ⑤江川崎駅でレンタサイクル ⑥ホテル星羅四万十に宿泊 <2日目> ①道の駅西土佐など訪問 ②予土線で宇和島へ移動 ③宇和島で乗換時間を利用して駅周辺を散策 ④宇和島→松山 特急「宇和海」に乗車 ⑤松山市内の観光 ⑥松山空港 →羽田空港
Contents
東京から高知への移動は、夜行バスまたは航空機がメインになりますが、東京から高知はかなり距離があり、夜行バスは旅慣れた人でないと乗車時間の長さがネックになりそうです。
今回私は飛行機で高知空港まで行きましたが、空港から高知駅行のバスに乗車します。
そのまま高知駅に向かっても良いのですが、今回は特急列車の時間まで余裕があったので、「はりまや橋」でバスを下車。
よさこい節で純信とお馬の恋物語として有名なはりまや橋。
高知のガイドブックには間違いなく載っている超有名スポットですが、いざ現地に向かってみると、かなりこじんまり。
江戸時代に堀川を挟んで商売を行っていた播磨屋と櫃屋が、両者の往来のため私設の橋を架けたことが「はりまや橋」の由来といわれているようです。
はりまや橋からすぐ近くにある商店街へ。
まぁまぁ朝早くだった為か、人通りはまばらな感じ。
でもこの商店街、結構長くて立派なんです!
1人当たりの酒類消費が東京に次いで全国2位の高知には、居酒屋が非常に多いように感じます!
色々とよさげなお店を横目に、奥まで進んでいきます。
少し商店街を外れてみると、道路沿いに刀屋さんがありました。
なんとなく、坂本竜馬を連想しますね。
はりまや橋から商店街を歩いて徒歩10~15分くらいでしょうか。
高知城のすぐ近くまで来たので寄ることに。
色々と歴史的な資料が多く楽しめた高知城ですが、個人的に一番印象的だったのがコレ。
いまや日本で知らない人はいないであろう三菱グループですが、その創業者である岩崎弥太郎は高知の侍だったようです!!!
皆さんご存じの三菱のロゴマークは、岩崎家の家紋「三階菱」と土佐山内家の家紋「三ツ柏」に由来するようです。
なんか、すごくないですか?? 笑
目の前に広がる風景と、グローバルに展開する三菱との対比がなんだか面白く、印象的でした。
天守閣からは高知市内を見渡すことができます。
やや雲が多いものの、青空の広がりに、今後の旅の期待値が高まります。
高知城を観光した後は、すぐ近くにあるひろめ市場へ。
ここは朝から飲んでいる人が非常に多く活気があり、さすが高知県!って感じの雰囲気でした。
今回はいくつか美味しそうな刺身をピックアップして、高知駅に向かいます。
せっかくなので、高知駅までの移動は路面電車で。
この路面電車、日本最長&最古らしいです!
いつか乗り通してみたい。。。
高知駅からは特急「あしずり」で四万十エリアを目指します!
ちなみに今回は高知駅→窪川駅→トロッコ列車に乗車→松山のルートで乗車しましたが、高知からこのように予土線経由で松山に行くときは四万十・宇和島フリー切符(片道タイプ)が安くて便利です!
実はこの切符の存在を知らなかったのですが、駅の窓口の人が、普通の切符よりこちらの方がお得ですと教えてくれました☆
ひろめ市場で手に入れた刺身たち。全部美味しかったけど、特にカツオは本当にうまい!
東京で食べているカツオと別の魚であるような気すらしてきます。
そして、今回はホームの売店でなんだかレトロなイラストのお弁当を発見してしまったので、こちらも購入。
弁当にはお茶もついてきたのですが、このお茶のボトル、分かる人には分かると思うのですが、昔の駅弁といえばこのボトルだったんですよ!
自分は東海道線の「踊り子」とかで、よくこのお茶を頂きました。ペットボトルと違って、お茶っ葉が入っていて、そこにお湯を入れて貰うんです。いまは拘りを求める人が増えてきているし、一周まわってまた流行らないかなぁ~
弁当の中身はこんな感じのベーシックな幕の内弁当。このお弁当、木製だったのですが、特急南風50周年を記念して、↑で紹介したお茶と合わせて、昔のお弁当を再現しているみたいです。
やっぱ鉄道旅っていいなぁ~
高知から1時間くらいで窪川駅に到着。お弁当屋刺身を楽しんでいたらあっという間でした!笑
窪川駅は、観光列車の運行に合わせて綺麗に整備されており、駅構内にはカフェも併設されていました。
綺麗に整備されていて綺麗な待合室。奥に見える黄色い列車が、これから乗車するトロッコ列車です。
真っ黄色にデザインされた予土線のキハ54。
2両目に連結されている貨車が、今回乗車するトロッコ車両です。
日本各地に華やかなリゾート列車が登場する中、シンプルイズベストと言わんばかりの飾らない感じが良い。
色は派手ですけどね 笑
貨車を改造した車内には、ボックスシートとテーブルが並びます。
雨除けのビニールシートがあるものの、この車両に窓ガラスは無く、四万十の空気を思いっきり浴びることが出来ます!
列車は窪川~宇和島を走りますが、このうち土佐大正~江川崎間でトロッコ車両に乗車が出来ます。
土佐大正駅からトロッコ車両に乗車。さっそく四万十川が目の前に広がります。
四万十川にかかる沈下橋も良く見えます。
このような沈下橋が沿線で何か所か見ることが出来ます。
山の天気は変わりやすく、途中で少し雨に遭遇。
四万十川の絶景を見るのも最高ですが、実はトンネルに入った時も、独特の雰囲気でなかなか楽しめます☆
ディズニーの海底2万マイルのような感じ 笑
いくつかの沈下橋を眺めながら江川崎を目指します。
江川崎の一駅手前の半家駅。
特徴的な駅名から、皆さん一斉に駅名標にカメラを向けておられました 笑
トロッコ列車では記念のポストカードと缶バッジを頂きました。
旅の良い記念になりそうです☆
絶景を堪能しているとあっという間に江川崎駅に到着。
おだやかで良い感じの雰囲気の駅ですね。
江川崎駅で途中下車して、レンタサイクルを楽しみます!
江川崎駅はこんな感じの無人駅なのですが、すぐ隣に小さな観光案内所のようなものが隣接しており、ここで自転車をかります。
今回は宿泊を伴うので荷物もありましたが、レンタサイクルを借りるときに預かっていただくことにしました。
せっかくなので、四万十川沿いをサイクリング♪
江川崎駅から30~40分程度だったでしょうか。
岩間沈下橋へ到着。
ルートはそこまでキツく無いですが、やや勾配もあるので、普段はテレワークで体力に全く自身の無い方などは、電動自転車の方が無難かもしれません!
ここで一休み。
日本最後の清流と言われている四万十川ですが、水はものすごく綺麗で、まわりの風景も穏やかで良い感じ。
サイクリングと合わせてカヌー体験も人気のようです!
軽くサイクリングを楽しんだあとは、ホテルへ。
江川崎駅から車で5分、自転車なら10~15分くらいのところにあるホテル星羅四万十に宿泊します。
四万十川は、かなり秘境エリアを流れており意外と四万十川ビューの宿泊施設は少ないんです!
ホテルの詳細については↓の記事に詳細をまとめてますので、良かったらチェックしてみてください。
四万十観光する際にはお勧めです!
ホテル星羅四万十から自転車で5分程度の場所にある道の駅。
色々なお土産が充実していますが、四万十うなぎが個人的には良かったです。
あとは川海苔とか、四万十ならではの食材が充実しています。
道の駅の2階へ行くと、なんと鉄道模型のジオラマが!
しかも、置いてある車両が絶妙に渋い!!!
誰か鉄道ファンの人が寄贈でもしたのでしょうか、鉄道好きなら思わず見入ってしまうジオラマです☆
ジオラマを横目に一服タイム☆
いつもならビールにするところですが、せっかくなのでイチオシだったゆずドリンクとジンジャーエール。
高知は柑橘類も有名ですね。ゆずは馬路村が全国的にも有名ですが、こっちのエリアだとぶしゅかんという柑橘系の果物も有名なんです!
さて、ゆっくりしていたら列車の時間になったので江川崎駅へ。
1両編成の短い列車がきました。
再びのんびり列車旅を楽しみます。
四国で一番ホームが短い真土駅!
1両編成にピッタリくらいの長さしかない。
途中の近永駅で列車交換。このあたりまで来ると、予土線独特の秘境感は薄れ、よくあるローカル線といった感じ。
近くに学校があるのか、列車到着時は学生で賑やかでした。
江川崎から1時間強の予土線旅を満喫し、宇和島へ。
ここで松山行の特急「宇和海」へ乗り換えですが、少し時間が余裕があったので駅周辺を散策することに。
宇和島駅から徒歩5分くらいのところにあった商店街の様子。
けっこう奥行きがあって良い感じなのですが、休日の昼間にしてはちょっと寂しいですかね。
駅のすぐ近くという立地でありながら、こういう状況を見ると、やっぱり地方は鉄道ではなくて車社会なんだよなぁ、と複雑な気持ちになります。
さて、宇和島から特急「宇和海」に乗り換え松山を目指します。
松山に到着後、飛行機まで少し時間があったので路面電車に乗り市内観光。
高知もそうでしたが、松山にも旧式の路面電車が多数健在!
今回は予土線メインの旅でしたが、またそのうち道後温泉などにも来たいですね。
ではまた!