impromptu weekend getaway

紀伊半島探訪 和歌山 イタリア人オーナー ワイナリーゲストハウス 

熊野 ワイナリー ゲストハウス

当ブログ初のゲストハウス!

今回は山奥の秘境地帯にあるゲストハウスをご紹介。ホテルや旅館とは一味違った魅力をお伝えしていきます☆

アクセス

まずアクセスなんですが、アクセスすること自体が一つのアトラクションといった感じなんです!

今回は熊野本宮方面(紀伊半島の三重県側)からアクセスを試みたのですが、半島南部を横切る道路は旅行好きの間では「酷道」として知られ、かなり狭く、急カーブが連続するような道なんです。

酷道
紀伊半島名物、酷道に突入。運転初心者は要注意!!!

目的地をカーナビに入力し、熊野本宮からは、半島を横に突っ切るようなイメージでのアクセスとなります。

途中までは熊野古道に沿うように、道路も整備されているのですが、中辺路の出発地点、滝尻王子をすぎたあたりから細い道へ。これがなかなかエキサイティング!

それまでの日本全国どこにでもありそうな田舎道から急に様子が変わり、山奥に入っていくんだなぁと実感するようになります。

和歌山 酷道
もはや林道。いったいこれからどこに向かおうとしているのか。

最初は山道を楽しんでいたものの、中盤あたりから一気に秘境度が増し、所々に軽自動車でしか通行不可と思われる急カーブが現れてきます。

なかなかスリルある道でしたが、撮り鉄出身はこの程度の酷道には負けません 笑

18きっぷのポスターで一躍有名になった紀勢本線の尾鷲湾俯瞰の写真も、こんな感じの道路でアクセスするんですよねぇ~

林道を行く。ちょっとハンドルを間違えると右側は斜面。

紀伊半島は全体的に、このような部分的に整備されていない箇所が散見されるので最初は「酷道」を楽しんでいたのですが、10分くらい運転しても一向に状況が改善しないので急に不安に 笑

あれ?

ゲストハウスってこんなに秘境地帯だっけ?と心配になり、スマホを取り出すとなんと圏外! 笑

おぉ~なるほど、秘境地帯ってそういうことだよなぁ~と一気に不安になりながらも、道が狭くUターンも出来ないのでひとまず直進。

紀伊半島 川
小さな川が流れていました。空気が新鮮で、マイナスイオンを浴びているイメージ 笑

そんな酷道を運転すること30分くらいでしょうか。森の先に明かりが!

この先はどうなってるんだろ? 

山頂なのかな?と思いながら直進していくと・・・

なんと!普通に綺麗に整備された舗装道路に合流!!!

ん?どゆこと???

そして目の前にワイナリーゲストハウスを発見 笑

ついにワイナリーゲストハウスに到着。


今回もいつものようにほぼ下調べせずに突撃したわけなのですが、どうやらここは紀伊田辺市内からは道路が綺麗に整備されており、熊野本宮方面(紀伊半島の三重側)からの近道だと、道路が十分に整備されておらず幅の狭い酷道になるようです。

これから訪問される皆様、軽自動車以外でアクセスする場合は必ず紀伊田辺駅方面(白浜空港方面)からの道路でアクセスするようにしましょう!

あの酷道を軽自動車以外で通過するのは危険です!

ワイナリーゲストハウス

さて、どうにかゲストハウスに到着できたので早速チェックイン。

いよいよ待望の古民家へ!

熊野 ワイナリー ゲストハウス
ワイナリーゲストハウスの入口。写真に写っているのがオーナー。

イタリアンな古民家って、どんな感じなのでしょう。

ひとまず中へ入ります。

部屋

部屋の入口。ザ・ジャパニーズスタンダード!

中に入ると、広い玄関があります。

早速今回宿泊する部屋を案内して頂きました。

部屋に入ると大きな壺や、小さな暖炉に目が行きます。

冬にこの暖炉で温まってみたい。

大きな壺。昔からこの古民家にあったのでしょう。
広々した部屋。

部屋は広々していて、のんびり過ごせそうです。

山奥ですがwifiがあるので、部屋で色々と周辺情報を調べることも出来ます。

あとは風呂は浴槽付きと、シャワーブースのみの2か所あります。

布団は夜ご飯のあとに敷きに来てくださいます。

この古民家の裏に畑があると教えて貰ったので、散策することに。

やぎ

外へ出ると、やぎ小屋が!

烏骨鶏
烏骨鶏

そして、その隣には烏骨鶏!

なんとなく小学校時代を思い出す。そういえば、最近の小学校って動物飼ってるのかなぁ。

ぶどう畑
ぶどう畑。

丘を上がって行くと、なんとぶどう畑が!

オーナーはここのぶどうでワインを作るのが目標だそうで、いまは昨年収穫したもので試作品を作っているそう。

う~ん、ここのオーナーはただ者じゃなさそうですな。

自家栽培のぶどうでのワイン造り、いつかやってみたいんですよねぇ。。。

窯

斜面に窯がありました。

田辺市内方面を見る。写真だとわかりずらいですが、海も良く見えます。

丘から振り返ると絶景が!

そう、ここは山の上なんですよね☆

翌朝に撮影した周辺の景色。清々しいですね☆

古民家周辺を散策しながら、オーナーは色々とこだわりがありそうだということが分かり、今晩の夕食など、今回の宿泊の期待値が一気に上がります。

夕食

周辺を散策したあとは、お楽しみの夕食。

部屋に戻ると夕食の準備がされていました。

お部屋食です♪

びんちょう鮪のカルパッチョ
まずは前菜。びんちょう鮪のカルパッチョとホタテ。
いたどり
筍、いたどり、せーじ・お茶の葉・卵黄のフライ。自家製イタリアのパン。

山菜は地元の物を使っているそうです。

やぎの自家製チーズ
自家製やぎのリコッタチーズ。山椒はちみつと合わせて頂きます。

ここでチーズ登場。

なんと、先ほど紹介したやぎの牛乳で作っているそうです!

やぎを育てるところから自分でやっているなんて、すごすぎませんか?!

美味しい前菜に、ワインが進みます。

きっと近い将来、自家製チーズと自家製ワインの組み合わせが実現するのでしょう☆

生パスタ。ほうれん草、ピーナッツなど。。。

パスタは絶品生パスタ!

いくらも添えられていて見た目も華やか☆

メインは熊野牛のステーキ。

メインは地元、熊野牛のステーキ。

デザートは奥様手作りのケーキ。

こんな素晴らしいイタリアンコースを秘境地帯の古民家で味わえるとは!

オーナーのこだわりを感じられる素晴らしいディナーになりました。

先日ご紹介した山伏そばもそうなんですが、紀伊半島には自分のこだわりを大切にしている人がまだまだ多そうで、なんだかハマりそうですw

朝食

味も見た目も素晴らしい朝食。

オムレツに使われている卵はもちろん家の目の前にいる烏骨鶏の卵。

そしてプリンも奥様手作りだそうで、ほとんどのものを素材から自分たちの手で作り上げているから本当にすごい。

左はバター、右は自家製さくらんぼジャム。

ジャムも自家製だそうですが、甘酸っぱい感じで、バターと合わせてパンに塗ると最高に美味しかったです!

まとめ

ワイナリーゲストハウスは、一見するとどこにでもありそうな古民家ゲストハウスなのですが、ここは本当にすごい!

よく素材へのこだわりを売りにした飲食店がありますが、本当にこだわるというのは、こういうことなんじゃないかと考えさせられる、素晴らしい宿泊でした。

ゲストハウスは山の上にあるので、ややアクセスに時間を要しますが、冒頭に紹介したように紀伊田辺市内方面からであれば、そんなに苦労せず到着できます。

紀伊半島は広いので、色んなエリアを連泊しながら熊野古道などを楽しむというのがお勧めですが、このワイナリーゲストハウスを目的地にするのであれば、白浜空港を活用すると、首都圏の方でも土日に手軽に秘境体験、という楽しみ方もできそうです。

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